令和４年度 愛知県公立高校の志願者数・倍率が発表されました【最終倍率を追加しました】

「わかったつもり」を「わかった」に変える 春日井市の個別指導学習塾 平手塾 塾長の平手です。

愛知県教育委員会のHPで公立高校入試 入学願書受付締切後の志願者数が公開されました。

最終倍率も発表されましたが、締切後の倍率からほとんど変化はありませんでした。

全公立高校の一覧は↓から

倍率とは

ここで表す倍率は

総志願者数　÷　募集定員

で計算されています。

例として、募集定員が１００人で志願者数が２００人の場合、倍率は２００÷１００＝２倍　となります。

倍率の注意点

愛知県の公立高校入試は全国で唯一、２校に出願できる「複合選抜」を採用しています。

倍率を計算している「総志願者数」には「推薦選抜」「第一希望」「第二希望」すべての志願者数が含まれています。

「第一希望」の高校に合格した場合、「第二希望」の高校では合否判定が行われませんので、第一希望の志願者数が大多数の一部の上位校以外は実際の倍率とは一致せず、倍率が１倍を超えていても定員割れをする場合があります。

ただ前年度等と比較することはできますので、志願者の動きをとらえることは可能です。

一般選抜の場合の実質倍率は？

ですが、愛知県の発表で令和３年度入試の合格者のうち、第一志望の占める割合は普通科で81.6%・専門科では91～95%と発表されているので、ある程度の推測は出来ます（あくまでも個人的な考察による参考数値です）

２０２２年度公立高校志願者数（願書受付締め切り後）

Aグループ（１群・２群・共通）（抜粋）

高校名	群	募集人数	第一 （推薦含む）	第二	締切時倍率	最終倍率	令和3年 最終倍率	令和2年 最終倍率	実質倍率 （推測値）
旭丘	１群	360	515	19	1.48	1.48	1.65	1.78	1.43
明和	２群	320	515	28	1.70	1.70	1.64	1.48	1.61
向陽（普通）	２群	320	715	110	2.58	2.57	2.26	2.77	2.79
向陽（国際科学）		40	69	3	1.80	1.80	1.63	2.38	1.81
松陰	共通	360	384	438	2.28	2.28	2.49	2.12	1.33
春日井	２群	320	346	328	2.11	2.11	1.71	2.04	1.35
高蔵寺	２群	360	299	242	1.50	1.50	1.46	1.62	1.04
春日井西	２群	280	166	305	1.68	1.68	1.77	1.98	0.74
愛知商業		280	290	156	1.59	1.59	1.16	1.41	1.13
春日井工科		240	162	149	1.30	1.29	1.57		0.72

Aグループのポイント

旭丘高校

令和4年度募集では定員が40名増えました！

その為、例年と比べて倍率が下がっていますが「第二志願者数」がたった「１９人」という事からわかるように、まぎれもない県内トップ校です。

向陽高校

昨年に引き続き人気が続き、県内でもトップクラスの倍率です。

普通科よりも定員の少ない国際科学科の方が若干偏差値が高く、倍率は低いですが狭き門となっています。

春日井高校

春日井地区では最難関の春日井高校ですが、例年より若干倍率が上がっています。

昨年度と比べ、第一志望が約７０人増え、第二志望も約６０人増えていますので、昨年度より難易度が高くなっています。

春日井西高校・春日井工科高校

昨年に引き続き定員割れする可能性が高そうです。

Bグループ（１群・２群・共通）（抜粋）

高校名	群	募集人数	第一 （推薦含む）	第二	締切時倍率	最終倍率	令和3年 最終倍率	令和2年 最終倍率	実質倍率 （推測値）
菊里	１群	320	400	390	2.47	2.47	2.47	2.42	1.56
千種	２群	320	409	252	2.36	2.36	2.00	1.96	1.60
千種（国際教養）	共通	80	135	17	1.90	1.90	1.88	1.99	1.78
名古屋西	１群	360	372	460	2.31	2.31	2.48	2.55	1.29
丹羽	１群	280	189	136	1.16	1.16	1.39	1.41	0.84
春日井南	２群	360	362	402	2.12	2.12	1.93	2.33	1.26
北	２群	280	260	214	1.69	1.70	1.65	1.93	1.16
春日井東	共通	160	113	217	2.06	2.07	2.05	1.54	0.88
春日井商業	共通	240	136	167	1.26	1.26	1.32	1.47	0.62
犬山	共通	240	154	297	1.88	1.87	1.95	2.18	0.80

Bグループのポイント

丹羽高校

定員割れする可能性が高くなっています。

高校としての偏差値はそこそこ高いので、定員割れを狙って学力が低い状態で入学すると入学後が大変です。

春日井東高校・春日井商業高校・犬山高校

昨年に引き続き定員割れする可能性が高そうです。

まとめ

倍率について書いてきましたが、倍率だけに左右されてはいけません。

あくまでも参考にしつつ、試験に向けて１点でも多くとれるように勉強しましょう！

愛知の塾長仲間の記事は↓から

倍率について徹底分析してる名学館 吉澤塾長のブログ

５年分の倍率の変化を分析　セルモ 西尾塾長

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