令和5年度 春日井地区の公立高校はボーダー上がったかも

「わかったつもり」を「わかった」に変える 春日井市の個別指導学習塾 平手塾 塾長の平手です。

令和５年度入試の合格発表からしばらく経ちましたが、当塾周辺の春日井地区の公立高校のボーダーラインに変化があったように感じましたので記しておく事にします。

愛知全県模試等の追跡データは夏ごろにわかるので、データが出次第また検証しようと思います。
以下はあくまでも個人的な感想による推察です。

春日井高校の変化

春日井高校の合格者の割合の変化です

高校名	定員	推薦 合格者数	推薦 出願者数	一般 募集人数	第一 志望	第二 志望	一般 倍率
令和３年度	320	35	35	285	248	263	1.79
令和４年度	320	46	46	274	300	328	2.29
令和５年度	320	67	99	253	302	276	2.28

令和５年度入試では推薦の合格者の人数が大幅に増えました。

愛知県の公立高校の推薦入試の合格者は「おおむね定員の10～15%程度」とされていますが、今年は約２１％と基準値を超えた合格者数になっています。

ここで、少し詳細にデータを見てみると令和３年度と令和４年度は推薦の出願者が少なく、全員が合格となっています。
また、上の表にはありませんが令和２年度の推薦合格者数は「６０人」と定員の約１９％と基準を超えた合格者数です。

推薦試験においては上記10～15%程度を合格としている高校が多い中、春日井高校に関しては応募が多い場合は２０％程度までは合格させる傾向があるようです。

春日井南高校

高校名	定員	推薦 合格者数	推薦 出願者数	一般 募集人数	第一 志望	第二 志望	一般 倍率
令和３年度	360	53	57	307	301	352	2.13
令和４年度	360	45	45	315	316	402	2.28
令和５年度	360	55	108	305	372	351	2.37

春日井南高校は推薦試験の合格者は出願者数に関わらず１５％程度としているようです。
また、令和５年度は推薦の出願者数・第一志望の人数ともに大幅に増えました。
令和５年度から制服が変更となっていますので、その人気もあったのではないでしょうか。

春日井西高校

高校名	定員	推薦 合格者数	推薦 出願者数	一般 募集人数	第一 志望	第二 志望	一般 倍率
令和３年度	280	19	19	261	154	322	1.82
令和４年度	280	11	11	269	153	307	1.71
令和５年度	280	29	29	251	143	258	1.60

春日井西高校は令和３年度・令和４年度と２年続けて定員割れをしていましたが、今年は定員割れをしませんでした。
志願者数はそれほど変化していませんので、春日井南高校の定員増を受けての事だと思います。

旭野高校

高校名	定員	推薦 合格者数	推薦 出願者数	一般 募集人数	第一 志望	第二 志望	一般 倍率
令和３年度	360	54	110	306	503	110	2.00
令和４年度	360	54	106	306	534	119	2.13
令和５年度	360	54	125	306	502	92	1.94

春日井市内の高校ではありませんが、名古屋からの距離が春日井高校と変わらない為か、旭野高校を第一志望としている生徒のうち５０％が春日井高校を第二志望としているようです（参考：愛知全県模試より）

令和５年度の合格ボーダーラインについては
・旭野高校の変わらない人気
・春日井高校の推薦志願者増加による一般入試の定員数の減少
・春日井南高校の制服変更による志願者の増加
の影響で、全体的に少し上がったような気がします。

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