令和5年度 愛知県公立高校の志願者数・倍率が発表されました

「わかったつもり」を「わかった」に変える 春日井市の個別指導学習塾 平手塾 塾長の平手です。

愛知県教育委員会のHPで公立高校入試 入学願書受付締切後の志願者数が公開されました。

全公立高校の一覧は↓から

https://www.pref.aichi.jp/uploaded/attachment/447682.pdf

倍率とは

ここで表す倍率は

総志願者数　÷　募集定員

で計算されています。

例として、募集定員が１００人で志願者数が２００人の場合、倍率は２００÷１００＝２倍　となります。

倍率の注意点

愛知県の公立高校入試は全国で唯一、２校に出願できる「複合選抜」を採用しています。

倍率を計算している「志願者数」は「第一希望」と「第二希望」の志願者数の合計です。

公立高校入試では「第一希望」の高校に合格した場合、「第二希望」の高校では合否判定が行われませんので、第一希望の志願者数が大多数の一部の上位校を除くと実際の倍率とは一致せず、倍率が１倍を超えていても定員割れをする場合があります。

ただ前年度等と比較することはできますので、志願者の動きをとらえることは可能です。

一般選抜の実質倍率は？

ですが、愛知県の発表では合格者のうち、第一志望の占める割合は普通科で約80%・専門科では90～95%と発表されているので、ある程度の推測は出来ます（あくまでも個人的な考察による参考数値です）

また昨年までとは違い、今年は推薦入試が先に行われた為、一般入試の倍率のみが掲載されています。

令和５年度公立高校志願者数・最終倍率

Aグループ（１群・２群・共通）（抜粋）

高校名	群	推薦 合格者数	一般 募集人数	第一 志望	第二 志望	最終 倍率	令和4年 最終倍率	令和3年 最終倍率	実質倍率 （推測値）
旭丘	１群	36	324	542	0	1.67	1.48	1.65	1.67
明和	２群	32	288	492	7	1.73	1.70	1.64	1.71
向陽（普通）	２群	35	285	594	45	2.24	2.57	2.26	2.12
向陽（国際科学）		12	28	67	1	2.43	1.80	1.63	2.43
松陰	共通	55	305	342	446	2.58	2.28	2.49	1.56
春日井	２群	67	253	302	276	2.28	2.11	1.71	1.52
高蔵寺	２群	34	286	239	215	1.59	1.50	1.46	1.06
春日井西	２群	29	251	143	258	1.60	1.68	1.77	0.88
山田	２群	52	268	390	237	2.34	2.05	2.16	1.72
愛知商業		181	99	146	47	1.95	1.59	1.16	1.62
春日井工科		38	202	122	127	1.23	1.29	1.57	0.79

Aグループのポイント

旭丘高校

令和4年度募集では定員が増えた影響で倍率が下がった旭丘高校ですが、今年は志願者も増えて例年通りの倍率です。

県内トップ校なので「第二志願者数」が「０人」というのはさすがですね。

松陰高校

群共通校という事もあり第二志望の人数が多く、見た目の倍率も高くなっています。

交通の便も良いことから、第一志望は千種・桜台・瑞陵・半田・西春・一宮西と様々な地域から支持されています。

春日井高校

春日井地区では最難関の春日井高校ですが、今年は大きな変化がありました。

推薦入試の合格者が67人と大幅に増えました。

普通科では推薦入試の合格者数は募集人数の10～15%程度とされており、今回の春日井高校は約20%と事前に記されている定員枠を大きく超えてきました。

推薦入試の倍率は約1.5倍だったので、来年以降春日井高校を狙う場合は推薦入試を狙ってみるのも良いかもしれませんね。

春日井西高校・春日井工科高校

過去のデータから推測すると、実質倍率は1倍を切ってそうで定員割れする可能性が高そうです。

Bグループ（１群・２群・共通）（抜粋）

高校名	群	推薦 合格者数	一般 募集人数	第一 志望	第二 志望	最終 倍率	令和4年 最終倍率	令和3年 最終倍率	実質倍率 （推測値）
菊里	１群	32	288	412	391	2.79	2.47	2.47	1.84
千種	２群	33	247	353	241	2.40	2.36	2.00	1.72
千種（国際教養）		26	54	121	18	2.37	1.90	1.88	2.34
瑞陵	２群	38	242	406	487	3.69	3.42	3.01	2.28
春日井南	２群	55	305	372	351	2.37	2.12	1.93	1.56
北	２群	48	232	270	190	1.98	1.70	1.65	1.41
春日井東	共通	8	152	77	152	1.51	2.07	2.05	0.81
春日井泉(地域・IT)		41	159	113	107	1.38			0.91
春日井泉(生活文化)		17	23	24	19	1.87			1.29

Bグループのポイント

菊里・千種・瑞陵高校

Ｂグループの上位校でどこも人気ですが、第二志望の人数も多く、見た目よりも実質倍率は低く1.8～2.3倍程度に収まりそうです。

春日井東高校

昨年定員割れをしなかった事が影響しているのかどうかは定かではありませんが、第一志望の人数が昨年104人(推薦除く)から77人へと大幅に減っており、今年は定員割れしそうな雰囲気です。

春日井泉高校

春日井商業高校から学校名が変更となり生まれ変わりました。

地域ビジネス科・ＩＴビジネス科と生活文化科と募集人数が別々となり、募集人数の少ない生活文化科の方が倍率が高くなりました。

まとめ

倍率について書いてきましたが、倍率だけに左右されてはいけません。

あくまでも参考にしつつ、あと１週間のラストスパートです。１点でも多くとれるように勉強しましょう！

愛知の塾長仲間の記事は↓から

倍率について徹底分析してる名学館 吉澤塾長

５年分の倍率の変化を分析　セルモ 西尾塾長

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