「わかったつもり」を「わかった」に変える 春日井市の個別指導学習塾 平手塾 塾長の平手です。
先日、愛知県教育委員会から「令和5年度中学校等卒業見込者の進路希望状況調査-第1回-」が発表されましたのでその内容について見ていきたいと思います。
中学校等卒業見込者の進路希望状況調査って何?
「中学校等卒業見込者の進路希望状況調査」は県内の中学生の進路希望調査をまとめたもので、年2回10月と12月に公表されています。
第一回は夏休みが終わった直後に各中学校で集められた進路希望調査の集計で、まだ受験校は確定していない為最終の倍率とは開きがある事も多いのですが、人気の傾向をつかむことが出来ます。
愛知県教育委員会のページはこちらから。
令和5年度 第1回進路希望状況調査
まずは全体から。
倍率の高い高校 普通科
今回の調査で倍率の高かった高校も合わせて発表されています
学校名 | 倍率 | 群・グループ |
---|---|---|
瑞陵高等学校 | 5.06倍 | 尾張2群B |
熱田高等学校 | 4.27倍 | 尾張1群A |
松蔭高等学校 | 4.13倍 | 尾張1・2群A |
安城高等学校 | 3.93倍 | 三河群A |
豊丘高等学校 | 3.93倍 | 三河群A |
瑞陵高校・熱田高校は昨年同様人気の高い高校となっています。
倍率の高い高校 専門科
学校名 | 学科 | 倍率 | グループ |
---|---|---|---|
市立工芸 | デザイン | 4.30倍 | Aグループ |
旭丘 | 美術 | 3.90倍 | Aグループ |
市立名東 | 国際英語 | 3.58倍 | Aグループ |
市立工芸 | 情報 | 3.55倍 | Aグループ |
春日井泉 | 生活文化 | 3.28倍 | Bグループ |
市立工芸のデザイン科・情報科、名東の国際英語科、旭丘の美術科は毎年高い倍率となっています。
今年度から新設の春日井泉高校生活文化科が昨年度の最終倍率1.87倍から急上昇です。昨年度は新設の学科という事で認知度も低く、今回と同様の9月時点での倍率は0.5倍でした。
急上昇の理由は当塾の卒業生で現在通っている生徒に聞き取り調査しようと思っています。
春日井市内と近隣の高校
ここからは春日井市内の高校と近隣の高校の倍率を見ていこうと思います
高校名 | 群・ グループ | 定員 | 第一希望 | 第二希望 | 倍率 | 今春最終倍率 (参考) | 昨年度合格者の 平均内申点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
春日井高校 | 2群A | 320 | 479 | 419 | 2.81 | 2.28 | 38.8 |
春日井南高校 | 2群B | 360 | 516 | 615 | 3.14 | 2.37 | 34.1 |
高蔵寺高校 | 2群A | 320 | 288 | 257 | 1.70 | 1.59 | 32.9 |
名古屋市立北高校 | 2群B | 280 | 269 | 231 | 1.79 | 1.98 | 29.0 |
名古屋市立山田高校 | 2群A | 320 | 527 | 317 | 2.64 | 2.34 | 28.2 |
春日井西高校 | 2群A | 280 | 151 | 391 | 1.93 | 1.60 | 28.1 |
春日井東高校 | 2群B | 160 | 94 | 178 | 1.70 | 1.51 | 26.5 |
春日井泉高校(ビジネス科) | B | 200 | 110 | 83 | 0.97 | 1.38 | 25.2 |
春日井泉高校(生活文化科) | B | 40 | 84 | 47 | 3.28 | 1.87 | 21.5 |
春日井工科高校 | A | 240 | 174 | 124 | 1.24 | 1.23 | 21.3 |
春日井高校
過去5年間の倍率推移です。
近隣の春日井市内の中学のトップクラスの生徒の多くが目指している高校のため、安定して高い倍率となっています。
昨年度(令和4年度)は令和2年度・3年度よりも大幅に推薦入試の合格者が増えたため、最終倍率が少し高めに出ています。
今年度も同様の傾向が続くと思われます。
春日井南高校
過去5年間の倍率推移です。
今年度(令和5年度)から制服が新しくなりました。
その影響もあるのでしょうか?倍率が上がってきています。
春日井高校と同様、今年度も高倍率が予想されます。
高蔵寺高校
過去5年間の倍率推移です。
公共交通機関の交通の便はあまり良くはありませんが、校舎内もリニューアル工事をされてきれいになっているようです。
アクティブラーニングルームの設置等新しい取り組みも盛んなようです。
名古屋市立北高校
過去5年間の倍率推移です。
春日井市内から自転車通学のできる名古屋市の高校です。
来年度(令和6年度)から制服が新しくなることが決まっていて、またコロナ禍を経て夏と冬の一部決められた期間は私服登校が認められています。
名古屋市立山田高校
過去5年間の倍率推移です。
募集人数に対して第一希望者数が多く、人気の高校です。
部活動も盛んなようで、ダンス部は全国大会2連覇の強豪だそうです。
春日井西高校
過去5年間の倍率推移です。
第一希望者数に対して第二希望者数が2倍以上と多く、併願の他校の倍率によっては定員割れが起こります。
令和2年度・令和3年度は定員割れでしたが併願相手の春日井南高校・名古屋市立北高校の倍率が上がった昨年度(令和4年度)は定員割れをしていません。
今年度も上記両高校の倍率が高いままであることが予想されるため、定員割れはしない見込みです。
春日井東高校
過去5年間の倍率推移です。
募集定員は160名と大きくはない高校なのですが、定員割れが続いています。
今年度も定員割れが予想されます。
春日井泉高校(ビジネス科)
過去5年間の倍率推移です。
春日井商業高校が今年度から春日井泉高校に生まれ変わりました。(令和3年までの倍率は商業高校のものです)
商業高校時代の各科は「地域ビジネス科」「ITビジネス科」の2科になりましたが定員割れが続いています。
今年も定員割れが予想されます。
春日井泉高校(生活文化科)
過去5年間の倍率推移です。
春日井商業高校が今年度から春日井泉高校に生まれ変わりました。
生活文化科は新たに設置された学科で認知度も低かったこともあるのか、昨年の調査では倍率が低く入りやすかったのですが、今年は一転して高倍率となっています。
募集人数も40名と少ない為、最終倍率も高くなりそうです。
春日井工科高校
過去5年間の倍率推移です。
ここ数年定員割れが続いています。
今年度も定員割れが予想されます。
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