「わかったつもり」を「わかった」に変える 春日井市の個別指導学習塾 平手塾 塾長の平手です。
今日は愛知県公立高校 入試の解答速報と分析をお届けします。
解答速報は毎年どこよりも早い「名学館小牧新町校」
名学館小牧新町校
毎年どこよりも早く解答速報と分析を掲載している「名学館小牧新町校」ですが、今年も「理科」のお手伝いをさせて頂きました。
入試当日の夕方にはすべての解答がそろっている驚きの速さです。
以下のリンクからご確認ください。
問題の解説・分析をしている塾長紹介
国語・社会の分析は「あかつき塾」
国語の指導には定評のある、名古屋市緑区の「あかつき塾」の久先生です。
英語の分析は「ING進学塾」
英語は名古屋市名東区の「ING進学塾」の飯田先生です。
数学の分析は「セルモ日進西小学校前教室」
数学は日進市の「セルモ日進西小学校前教室」の西尾塾長です。
理科の解説・分析
理科については今年も私が担当させて頂きました。
問題と解答はこちら(クリックで開きます)
各大問の(1)は基礎知識を問う問題がほとんどででした。
今年からテストが2回から1回になった影響もあるのか、例年よりも多くの分野から出題されていたようです。
理科は昨年までも選択問題がほとんどだったので、マークシート方式に変更になった影響はあまり感じませんでした。
難問は少なく、各問の実験も過去問を通して見たことのあるものが多かったのではないでしょうか。
問題文・選択肢の文章表現がやや読み取りにくいものもありましたが、例年よりも得点しやすかったように思います。
(1)は北の空の星の年周運動
(2)は状態変化の問題
一般的に固体になると体積が減り密度は大きくなる。
水は固体になると体積が増える数少ない物質のうちの一つなので、氷が水に浮く事から連想しないように注意。
植物の蒸散についての問題は過去問でも頻出。
Aは『葉の裏』と『茎』
Bは『葉の表』と『茎』
Cは『葉の表』と『葉の裏』と『茎』
の蒸散量を表している事をとらえる事。
化学反応と質量保存の法則から出題。
(3)は反応の過不足に関する問題。
石灰石の質量と発生する二酸化炭素の質量は比例しているので、実験に用いた塩酸15㎤と過不足なく反応する石灰石の質量は
1g:0.44g=x:1.1g
を解いて2.5g。
Eに反応後のAを混ぜる事は、6.0gの石灰石に塩酸30㎤を混ぜている事と同じなので30㎤の塩酸と過不足なく反応する石灰石は5.0g。
6.0g-5.0g=1.0g が残っているので、残り1.0gと反応する塩酸の量は
15㎤:2.5g=x:1.0g
より6㎤とわかる。
(4)は2倍の濃さ→〔実験〕と同じ濃さの塩酸が2倍の量あると考えると考えやすい。
物体の運動と力学的エネルギー保存から出題。
(2)各区間0.6cmずつ長くなっている事に注目するとD-Eは3.9cmE-Fは4.5cmと推測できるので、
9.6cm+3.9cm+4.5cm=18.0cm
(3)(4)は力学的エネルギー保存則の問題で、運動エネルギーが最も大きくなるのは位置エネルギーが最も小さい時。
(4)は小球に力を加えて押し出している事に注意
乾湿計の問題と飽和水蒸気量の問題も頻出問題の一つ。
(2)は風向きが大きく変化する20日の9時~12時、21日の3時~6時の気温の変化に注目。
(4)表3から、
Aの空気中の水蒸気量は約5.1g/㎤
Bは約8.8g/㎤
飽和水蒸気量曲線をイメージして考えよう。
(2)図4から電熱線の抵抗は50Ωと100Ω。
③は並列なのでどちらの電熱線にも3Vの電圧がかかるため流れる電流は
60mA+30mA=90mA
④は直列なので回路全体の抵抗はAとBの抵抗の和で150Ω
電圧は3Vなので回路に流れる電流は
3V÷150Ω=0.02A=20mA
90mA÷20mA=4.5倍
となる
過去問に類題が多く、マークシート形式に変更になりましたが来年以降も過去問を解いておく事は大切です。
大問2の問題は2017年にほぼ同じ問題があり、可能であれば5年以上前の過去問にも取り組んでおくとよいでしょう!!
無料体験授業・学習カウンセリング、随時実施中です。
興味を持たれましたら、「お問い合わせフォーム」よりご連絡ください。